カードゲーム、狩歌
つい2週間ほど前に発売されたばかりのカードゲーム「狩歌」。
簡単に内容を説明すると「JPOPの中に出てきそうなあるあるフレーズを、
曲を流しながらカルタのようにとって競い合う」というゲームだ。
この説明を見ただけで直感的に面白そうだと
思ったあなたは、私と趣味が近いんでしょう。
とりあえず開封の儀から。

画像の通り、中には100枚のカードとルールを記載したものが封入されている。
あなた、君、欲しい、好き、勇気、もうetc....
カードを見ているだけですでにわくわくしてきた。
それぞれカードの隅には点数があり、この合計点を競うようだ。
頻繁に使われそうなワードは赤点で1点となっており、3枚集めると+10点、つまり13点となる。
さらに同じ歌詞が流れた時に得点を追加できるダブルポイントルールなるものがあるが、
混乱を避けるためにまだ使わずにプレイ。
1ラウンドで使用するカードは50枚(赤10枚、黒40枚)。
フルコーラスで3曲、つまり3ラウンドでの合計点を競う。
テーブルにカードを散らし、早速音楽をかける。まずはSMAPの「らいおんはーと」から。
イントロの直後「君は〜♪」のところで速攻カードをとられる。
当然ながら、曲を歌詞まで覚えてるほうが強い。ただ、やはりベースはカルタなので、
視野の広さ、耳から体に伝わる反射速度など、それだけじゃ勝てない要素はたくさんある。
何気なく聞いていたJPOPが、とても緊張感のあるものにすり替わるところも良い。
続いて2ラウンド目はドリカムの「決戦は金曜日」。
あるあるフレーズが多そうで意外と出ない。と、終わりがけにあることに気づく。
だいたいの歌謡曲は
Aメロ
Bメロ
サビ
Aメロ
Bメロ
サビ
Bメロ
サビ
サビ
というだいたいサビで締めるような曲の進行で構成されている。
つまり、サビに場のカードがもう無い、かつ自分がポイントでリードしている時にだけ、
最後のBメロ以降は歌って踊って優雅に待てるウイニングランの時間と化すのだ。
近づいてく〜近づいてく〜決戦の金曜〜日〜♪
こっこれは気持ちいいぞ!他プレイヤーも煽れて一石二鳥だ!
こうして気持ちよく最後の曲「もう恋なんてしない」 を流し、終局。
結果は10点差ほどで勝利。なかなか緊張感あるなあ。
気づいたら正座して挑んでたもんな。
【総 評】
かなり楽しい。今年一番かもしれん。
今回テストプレイということもあり、滑舌がいいアーティストとそうでない楽曲、
その辺を見極めるのも必要だった。その作業もまた楽しさというか、
難度に変化をつけやすい(ハンデとか)拡張性の高いゲームだなと思った。
例えば
◯聞き取りにくい
ミスチル、椎名林檎、サザン、若手ロック全般
◯聞き取りやすい
西野カナ、SMAP、槇原敬之、スーパーフライ、徳永英明
というように、普段こんな聞き方で曲の良し悪しを決めることはないのだが、
このゲームをしている時に限り「滑舌よく歌うアーティスト=いい曲出す人」なのだ。
どうしても好きなアーティストでプレイしたい、でもあの人は何言ってるか分からない・・・
そんな人たちは、カラオケに行くことを強くお勧めする。
誰か一人が滑舌よく歌えば解決するし、テーブルは広いし、
騒いでも怒られないしでいいことずくめだ。
ということでフレーズを追加した拡張版の発売に早くも期待。
次戦が楽しみでしょうがない。
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