菜園コスパ最強、パクチー
先日、大規模な農場経営をされている方のところへ
お邪魔する機会があった。
広大な敷地には、ナス、キュウリ、トマト、バジル、
果ては蜂蜜までと、ものすごい種類のものがすくすくと育っている。
その中の一角、ビニールハウスの横にズラーッと植えてある植物から
とても素敵な香りが漂ってきた。
これは・・・パクチーだ!

中国では香菜(シャンツァイ)、英語でコリアンダーと言われるあいつだ。
それはそれは見たこともない物量のパクチーが、
芳醇で鋭いフレーバーを放ちながら太陽に向けて葉を向けていた。
すごいすごい!と大喜びしている姿とは裏腹に
(・・・パクチーって店売りだと結構な値段するよな・・これだけあれば・・)
なんて邪な皮算用が、頭の中で弾くそろばんの音が漏れ聴こえたのか、
と思うタイミングで経営者の方が一言。
「パクチーはね、店で買うより育てたほうがいいよ。安くて」
感覚では理解していたが、それでもなお目から鱗な金言である。
さらに経営者は続ける。
「育てるの簡単だし。室内でもいけるし。
他のに比べると初心者向けでいいんだよ」
これはやってみないと、と奮い立たせられる発言。
さらには育て始めるのには秋がベストな気候だそう。
普段より多めにパクチーを食卓に組み込める。
予算を気にせずいろんな料理にインできる。
部屋にグリーンを置いてインテリア的にもアクセントになる。
気軽にスローライフの真似事ができる。
当然心にもゆとりができるはずだ、きっとそうだ。
色々と夢が広がる話じゃないか。
育ちきる2週間置きにパクチー祭りが楽しめるとは。
我が家に導入する日もそう遠くないだろう。